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映画にはまって数年、心動かされた&萌えた映画を紹介します。映画館での鑑賞記録、特選DVD評、映画関連物他、いろいろ増える予定。
2008年6月22日 「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」 「ラスベガスをぶっつぶせ」 「コミュニストはSEXがお好き?」
2008年06月26日 (木) | 編集 |
「インディ・ジョーンズ」
かつて失われたアークを開けーの、魔宮の宝を探しーの、パパと一緒に聖杯探しーのと大忙しだったインディ・ジョーンズ博士も、戦争終わって10年後にはもう50歳になっていた。
今度は、電磁波帯びたクリスタルの骸骨を奪還するために、老体にムチ打ってムチを振るいながら、にっくきソ連軍と戦うぞ!

面白かったけれど、前作3部作に比べると小粒になったような。新3部作作って大丈夫なのか。
ケイト・ブランシェットのソ連軍大佐にはしびれますた。ハリソン・フォードが圧倒されてて、影が薄くなって(以下略)。
シャイア・ラブーフは、若かりし頃のインディにはまだまだ及ばないが、キャラが立っているので、スピンオフ作って主人公やったら面白そうだ。

「ラスベガスをぶっつぶせ」
マサチューセッツ工科大学の学生が、ある教授が開催する、ギャンブルのブラックジャックのカードの出るパターンを数値化して、カジノで勝つ「ビジネス」の参加を勧められる。ハーバードの医学部に入りたいが、学費が足りなくて困っていたのでさっそく参加したら、彼はあっという間に稼ぎ頭となった。
 だが、この「カウント」は、カジノに多大な損失を与えるイカサマ寸前の方法なので、カジノ側は行っている者を血眼で追っていた。
そんなリスクを、教授は世間知らずの学生に教えずに、贅沢とスリルを味わわせていた。
やがてあまりの賢さから、教授の反感を買った青年は、危険に直面することになる。

これは実話が元になっていて、主人公のモデルになった学生は中国系で、このビジネスに参加したのもインド系やラテン系が大半らしいんですが、映画では白人ばっかにリメイク。アメリカで公開されたとき、アジア系住民から多大な抗議が来たらしい。

「なんでカッコいい役は白人に持ってかれるんだ!」と。

それもさることながら、実話はどうか知らないが、
そもそも生徒にビジネスをさせる教授は、その時点でクビだろうが、カジノで異様な儲け方をしたら、どんな目に合わせられるかというリスクを教えないで、世間知らずの学生たちに危険な行為をさせるなんて、大人として最低だ。

最低な大人を演じたケビン・スペイシーは、映画の中で一番輝いていた。レックス・ルーサーといい、最近は悪い(っつーかセコい)役がマイブームなのかこの人。
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ベルリンの壁が崩壊するまで、ドイツは西と東で、まったく違う生活を送っていた。
資本主義の西ドイツは自由の国。
共産主義の東ドイツは言論統制された生きにくい国。

「善き人のためのソナタ」でやっているように、たいていの人はそう思っていた。

ところがよく調べてみたら、性生活に関しては、まったく違っていた。
東ドイツは、(特に女性の)セックスの満足度が、西ドイツよりもはるかに高かったのだ。

女性は経済的に自立しているので、不満を我慢して「男にやらせてあげる」ようなことはせず、いやな男はとっとと捨てて、バシバシ子供を産み育てていた。
男性はポルノのような逃げ道がないので、セックスの技量と度胸を磨いて、現実の女を怖がらずにバシバシ恋愛した。

セックスレスと少子化で倦んでいるどこかの国と正反対の状況が、50年代から続いていたのだ。
というドキュメンタリー。

これはいっぺん観たほうが良いでしょう。なぜ少子化が起こるのか、なぜ解決しないかが、2つのドイツを観るとよくわかる。厚生労働省の大臣と役人は、是非観なさい。

資源も人も足りていたので、家庭の復興だの、宗教道徳だのとグチグチやっていられるほど余裕があった西ドイツは、現実を見ないで、セックスに道徳を持ち込んでもたついて、、「母か妻にしかなれない人生なんて最低」と女性にシカトされて出生率低下し、

資源が足りず、人も足りなかった東ドイツは、「とにかくお国のために、女性に働いてもらおう、子供を増やしてもらおう、国民同士には仲良くしてもらおう」と迷いなく突き進んで、「セックスと結婚は別。最初の結婚で気にらない男なら即効離婚。でも生活が安定したら25歳までに子供は3人欲しい」と女性はシングルマザーでもせっせと子供を作って、出生率上昇した。

東ドイツが共産主義だからではなく、国の主義や道徳がどうであれ、現実に対応してきたから、結果が出たのだ。

この国でも政府がただ「少子化たいへん。きゃー」とか「性の乱れ!」と騒いでいるうちは、問題ではないということだ。

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コメント
この記事へのコメント
>whitedogさん
「コミュニスト」は3つの中でお勧めです。大阪で公開になって良かったですね。東京では、そこそこ人が入っていたので、地方でも公開劇場の数が増えるといいですね。
応援ありがとうございます。
2008/06/28(Sat) 21:55 | URL  | まこと(仮名) #-[ 編集]
インディも、ラスベガスも置いといて・・・
「コミュニストはセックスがお好き」は大阪ではいつするのかな?と思っていたら、公開することは決まったみたいです。「愛のためのキンゼイ・レポート」もおかしかったですが、こっちの方がドキュメンタリーなのでもっと面白そうです。多分8月くらいかな?もっと先かもしれませんが・・・
応援ポチ
2008/06/27(Fri) 22:51 | URL  | Whitedog #-[ 編集]
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