映画にはまって数年、心動かされた&萌えた映画を紹介します。映画館での鑑賞記録、特選DVD評、映画関連物他、いろいろ増える予定。
2008年4月20日 「王妃の紋章」 「つぐない」
2008年04月23日 (水) | 編集 |
「王妃の紋章」
唐王朝が滅んだ後の王朝。重陽(菊)の節句を前に、鬼のように大量の菊の花を刺繍する皇后。皇帝が毎日飲む薬に毒を盛っているせいで、体の震えが止まらない。継子である皇太子との不倫はとっくの昔にバレている。
皇太子は皇后からの愛が重荷でたまらず、侍医の娘である女官と関係している。
皇帝は(不倫だからというわけではなく)皇太子に跡目を継がせる気はなく、武勇と知性に優れた第二王子を後継者にと考えていた。
宮廷泥仕合から浮いている第三王子は、見た目ほどボンクラではない。母と兄の不倫を知っていて、何かを企んでいる。

皇后は皇帝を倒すために、皇太子と第二王子を取り込んである計画を立てていた。

すべては重陽の節句に始まる。だが、真実はこれだけではない。
気になる人はお近くの映画館へ!

ギリシャ悲劇なみに壮大な夫婦喧嘩と近親相姦てんこもりの昼ドラ愛憎劇だった。
でも大量の菊の花と巨乳のお姉ちゃんと、悪趣味をはるかに飛び越えた☆キンキラ☆インテリアは、見るものを圧倒する映像美だ。さすが50億円かけただけのことはある。

チャン・イーモウがいったいどういう方向へ進んでいくのか、他人事なのに心配だ。次回作はきっと小林幸子か、ディズニーパレードみたいな電飾にするに違いない。

役者は、皇帝のチョウ・ユンファも、皇后のコン・リーも存在感あってよし。コン・リーの熟女の色香と谷間くっきり爆乳に萌え。でも王子三人はどれも冴えない顔で、非常に萌えない。三男はもやしっ子でいいけど、長男と次男はイケメンにしなきゃ!金城武とか。
「つぐない」
1935年のイギリス。上流階級の少女ブライオニーは、姉のセシーリアと使用人の息子ロビーの関係に感づいていた。ロビーのラブレターを盗み読みしたブライオニーは、今まで自覚していなかった恋心ゆえに二人に嫉妬し、ロビーを強姦事件の犯人と嘘の証言をして、引き離してしまう。

5年後、第二次世界大戦の真っ只中。減刑のために兵役についたロビーはフランスの激戦地にいた。セシーリアは家族と縁を切って従軍看護婦になり、ロビーのいる戦地にいた。
18歳のブライオニーはロンドンで、従軍看護婦になる訓練を受けていた。姉は顔を見せてくれないし、手紙も読んでくれないけれど、二人に会って償いたかった。欲望を知らないくせに、稚拙な道徳観で人を裁いて傷つけた自分の幼さに気づいたからだ。

60年後。老作家ブライオニーは、生涯で最後の小説を出版した。セシーリアとロビーの物語「つぐない」。現実ではかなわなかったハッピーエンドを、ブライオニーは完成させた。

ロマンチックな恋愛大河映画だったし、映画を見ている間はかなり引き込まれた。
でも観た後でかなり感じが悪くなった。

いくら二人とも死んでしまったから、現実に償えなかったとはいえ、真実を60年もたってから公表するなんて、遅すぎる。ロビーの名誉を回復させるためなら、いくらでも手はあっただろうが。裁判のやり直しは無理でも、生きている関係者に真実を話すとか、新聞に公表するとか、そんなことも思いつかないなんて、所詮ブライオニーは世間知らずのお嬢様だ。

だいたいそんな小説、作家として有名になった30代くらいに書けよ!

原作は「Jの悲劇」書いたイアン・マキューアンの「贖罪(atonment)」。
ああやっぱイギリスの上流階級の映画とか、小説とか、戯曲とか嫌いだな。登場人物は理屈並べて動かないし、センスないくせに、教養をひけらかしやがって。ハリウッドもいちいちありがたがるな!
(IMbdでは、批判多し)

おすぎが褒めてるのは、欧米コンプレックスからです。

俳優は良かった。特にセシーリア演じたキーラ・ナイトレイ。上流のお嬢様らしく、立ち振る舞いに気品が漂っていて、その上行動的だ。おっぱいペッタンコとか、化粧濃いとか、批判されたってそんなの関係ねえ!
でも痩せすぎが心配だなあ。「パイレーツ」の1ぐらいがちょうどいい体型。

よかったら、こちらをぽちっと。
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
テーマ:つぐない
ジャンル:映画
コメント
この記事へのコメント
>lilyさん
おひさしぶりです〜。

映画の中のキーラ・ナイトレイは、背中にあばらが浮きでていて、ひょっとして拒食症!?って心配しました。本人は否定してますけどね。

>すめらぎ葵さん
まったくその通りです。
でも、ひょっとして「つぐない」全体がブライオニーの創作(妄想)か?とも思いました。恋愛大河ドラマにしては壮大さに欠けるし、変に主観的だし、18歳と70歳のブライオニーに現実感がないので。(デビッド・リンチ?)
原作者のマキューアンは、恐怖のストーカー映画「Jの悲劇」の作者でもあるので、「贖罪」も妄想にとりつかれた人間を書いているんじゃないかと思います。

「アラビアのロレンス」、子供の時に父に付き合わされてビデオで観ました。ピーター・オトゥールは、さわやかーでつるっとしていて、なんか輝いていました。
2008/04/30(Wed) 01:48 | URL  | まこと(仮名) #-[ 編集]
「つぐない」 ブライオニーには腹が立ちました。今更謝っても遅すぎるよ・・!ロビー不憫すぎ。
ブライオニー役の子役は良かったので、次のピーター・ジャクソン映画が楽しみ。
時代ものの映画は「アラビアのロレンス」がマイベスト映画の一つだったりします。
2008/04/29(Tue) 13:28 | URL  | すめらぎ葵 #-[ 編集]
こんばんは〜♪お久しぶりです!

「つぐない」はキーラ・ナイトレイが出演しているから、ちょっと気になって
映画雑誌などをチェックしてましたが・・・
結構批判が多かったりするんですね〜

確かに60年経ってから真実を公表するなんて遅すぎ〜

キーラといえば、前と比べてすごい痩せちゃいましたよね。
見てるこっちが心配だ…
また、ワイルドな役やって欲しいです!

2008/04/27(Sun) 00:30 | URL  | lily #TstjNiII[ 編集]
>ユマケンさん
おひさです。
洋画系時代もので面白いと思うのは、チャールトン・ヘストンの「十戒」ですかね。あと、コリン・ファレルの「アレキサンダー」とか。ギリシャ古典らしいドロドロ感が出てて好きなんですよ。

キーラ・ナイトレイは、「パイレーツ1」の「コルセットきつくて崖からダイブ」のイメージが強烈です。
このごろはエレガンスな女を演じることが多いですけど、「ドミノ」みたいなワイルドな役も見たいですね。
2008/04/26(Sat) 13:31 | URL  | まこと(仮名) #-[ 編集]
お久しぶりです、コンバンワ。
“つぐない”を劇場に観にゆくとは、シブイ。僕は絶対、出来そうにありません。
映画廃人的な僕も、“アクション”“ミュージカル”そして“ピリオド・ピース”の3つは鬼門です。
P.P.(時代もの)で唯一良かったのは、例の船が氷山に衝突して、沈没する映画だけです。
前回のモンゴルのように、何かPPものでオススメの1本があれば、教えてください。

キーラは、僕にとって“BEND IT LIKE BECKHAM”という全米ブレイク作品のイメージで止まってます。女版ルーニーのようにワイルドなサッカー少女だった彼女も、古典で英国令嬢を演じるようになったとは。。。でも、彼女にはルーニーの方が似合ってると思えますが。
2008/04/25(Fri) 21:54 | URL  | ユマケン #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック