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1/24 エリックを探して @京都シネマ
2011年04月29日 (金) | 編集 |
監督:ケン・ローチ
出演:スティーヴ・エヴェッツ、エリック・カントナ(本人の幻影役・製作総指揮・原案)

郵便局員のエリックは、最初の結婚から逃げて、妻と娘を捨てて以来、活気のない人生を送っていた。
2番目に結婚した妻は、連れてきた二人の息子を置いて出ていってしまった。思春期の息子たちは、義父のエリックの言うことを聞かない。

思うようにならない人生にため息をついていた時、部屋に飾っていたエリック・カントナのポスターから、カントナが現れた。
最初の妻リリーへの愛を捨てられないエリックに、カントナは「想いをきちんと伝えて来い」とアドバイスする。

それ以来、カントナのコーチによって、元妻や息子たちと向き合うようになる。

自信を取り戻したエリックだったが、人生はそう簡単にうまくいかなかった。
上の息子がギャングから脅されて、武器を隠すように強要されていたのだ。
半ば放棄していた父親としての責任を果たそうとギャングの元に行くも、逆に脅される。
さらに、武器の不法所持で家に警察が押し掛け、せっかく上手くいったリリーとの関係も壊れてしまう。

落ち込むエリックにカントナは言う。
「1人で戦えない時は、仲間と共に戦うんだ。君には苦しい時に側にいてくれる仲間がいるじゃないか」

エリックは、郵便配達員の仲間に相談した。
やがて、カントナのマスクを被った何十人もの郵便配達員が、バスに乗り込み、ギャングの家に向かった。


冴えない人間が一念発起する話はハリウッドにもたくさんがある。
それらは大抵、冴えない人間が強くなってスーパーヒーローになる話だ。

だがケン・ローチは、大きな力を持たない人間が、同じような仲間と共に戦う物語を描いた。
エリックには、身も心も消沈している時に、笑わせようとし、危機に立ち向かってくれる仕事仲間がいる。
カントナが名選手になれたのは、華麗にゴールだけでなく、パスし合う仲間がいたからだった。

過剰な自己責任と自助努力を強調する新自由主義を批判してきたケン・ローチが、「じゃあどうすればいいんだ?どう生きればいいんだ?」と問われて、出した答えがこの映画ではないだろうか?

1人が強い英雄になるよりも、1人1人が互いに、苦しい時に見捨てない仲間になろう、と。
テーマ:映画★★★★★レビュー
ジャンル:映画
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