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映画にはまって数年、心動かされた&萌えた映画を紹介します。映画館での鑑賞記録、特選DVD評、映画関連物他、いろいろ増える予定。
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2/21「ヒアアフター」「ハーブ&ドロシー」
2011年04月25日 (月) | 編集 |
●ヒアアフター 
映画館:MOVIX京都
監督:クリント・イーストウッド
出演:マット・デイモン、セシル・ド・フランス

タイのリゾートでバカンスを過ごすニュースキャスターのマリーは、大津波に巻き込まれてしまう。
意識を失った状態で、不思議な光景を見る。
帰国後、それは臨死体験だと知り、死後の世界を調べることに没頭する。
周囲には事故の後遺症と見なされ、キャスターを降板させられる。
自分の臨死体験をもとにした本がイギリスで出版され、ブックフェアでサイン会を開く。

ロンドンで、麻薬中毒の母と暮らすマーカスは、双子の兄を事故で失う。
福祉局によって、母と引き離され、里親の元で暮らすが、なじめずにいた。
生前頼っていた兄ともう一度会いたい、と願い、インターネットで霊能者を探すが、どれも胡散臭い連中ばかりだ。
やがて、死者と会話ができるジョージという男のホームページを見つける。

サンフランシスコに住むジョージは、かつては霊能者として活躍していたが、能力に頼られる生活に疲れ、今は港湾労働者として働いていた。料理教室で出会った女性と心を通い合わせるも、能力のせいで触れてはいけない過去を知り、破局してしまう。
さらに苦悩を知らない兄に、もう一度霊能力者として働かないかともちかけられる。いたたまれなくなったジョージは、愛読しているディケンズの故郷、ロンドンへ旅行にゆく。

ロンドンのブックフェアで、3人は出会う。

死後の世界をテーマにしているが、実は、この世で生きる目的を失いかけた人間の再生の話だった。
死後の世界を通じて、まったく繋がりがなかった人の人物が、互いのための存在になってゆく。

ジョージは、兄に頼ってばかりだったマーカスに、1人で生きられるというメッセージを伝える。
マーカスは、能力ゆえに孤独だったジョージに、同じ体験をしたマリーを引き合わせる。
死後の世界をあらゆる人々への取材を通じて、理解しようとしたマリーは、ジョージが心を開ける人間となることが示唆されている。

監督のイーストウッドは、「死後の世界があるかどうか、真実は誰にも分からない。 ただ、人は誰も与えられた人生を精一杯生きるべきだと、 僕は常に信じている」と述べた。
この映画の死後の世界は、この世に生きる者に、生きる力を与えている。
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映画館:京都シネマ
監督:佐々木芽生
出演:ハーバート・ヴォーケル、ドロシー・ヴォーケル (いずれも本人)

マンハッタンに住む、元郵便局員ハーブと元図書館司書ドロシーのヴォーケル夫妻は、現代美術のコレクターでもある。コレクションの基準は、自分たちの収入の範囲内で、1DKのアパートに飾れる大きさのもの。

独自に学んだ美術の豊富な知識と、愛でもって、作品を厳選し、時には芸術家と直接会って交渉した。
心打たれた何人かの芸術家は、タダ同然で作品を譲ってくれた。

こうして約30年間、集めた作品は4000点にものぼる。これらは高額な値段がつくものばかりだったが、夫妻は大好きな芸術品を売ろうとはしなかった。

だがアパートに収まりきれなくなり、夫妻は美術館に寄贈しようとするが…。

ニューヨークの現代美術コレクターのヴォーケル夫妻を追ったドキュメンタリー。
現代美術は高価というイメージがある。バブルの頃の日本のように、大金に明かせて絵画を集めたり、自分の作品をいかに美術館に高額で売りつけたかを自慢する輩までいる。

だが、ヴォーケル夫婦を見ていると、芸術に対する姿勢を考えさせられる。
夫妻は堅実な生活の合間に、芸術を鑑賞し、図書館へ行って勉強し、けして多くはない元手で芸術品を手に入れる。
数々の美術館からコレクションの寄贈を持ちかけられた夫妻は、転売をしないことを条件に、寄贈する先を探す。
転売をしてほしくない理由は、自分たちの愛する芸術品を、一部の裕福で教養の高い人間だけでなく、できるだけ多くの人に鑑賞してほしいからだ。

最終的には、無料ですべての人が鑑賞できる、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに寄贈された。それでも収まりきれずに、全米の美術館に譲渡された。

芸術への愛には、大金も、堕落した生活や、破滅的な人生も、必ずしも必要ない。
芸術は、本来、つつましい生活を送る人間にも、手が届くものだ。
テーマ:『ヒアアフター』
ジャンル:映画
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2013/04/12(Fri) 13:53 |   |  #[ 編集]
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