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2008年9月7日「イン・トゥ・ザ・ワイルド」
2008年09月11日 (木) | 編集 |
仕事辞めてから始めたせどりのほうで忙しかったり、疲れたりで、更新が滞っていますた。

「イントゥ・ザ・ワイルド」
1997年。裕福な家で生まれ育ったクリストファー・マッカンドレスは、大学を卒業後、家族に消息を告げずにアメリカ中の荒野を回る旅に出る。クレジット・カードも車もケータイも捨て、食用植物の辞書と猟銃と、わずかな手荷物だけを持って、マッカンドレスはたった一人で「自然」へ乗り込んだ。

大学在学中でのサバイバル経験や、豊富な知識、タフな精神でもって、中西部やメキシコの荒野の中で自給自足生活を送った後、アラスカの荒野を目指す。

1年後、連絡のつかない彼を心配した家族が捜索したところ、マッカンドレスはアラスカの荒野で死体で発見された。

マッカンドレスはなぜ、豊かさを捨てて荒野へ乗り込んだのか。

この話は実話で、家族や人間関係を捨てて、荒野を目指した理由を、映画では家庭の不和と描いてあったけど、原作のノンフィクション「荒野へ」では、きっかけにはなっただろうが直接の原因ではないと書かれていた。
世間では、「こんなに恵まれてるのになんで捨てるの」という人がいるだろうけど、物質にまみれた薄っぺらいというのはもちろんのこと、明るさやポジティブさしか存在を許されない歴史の浅い社会は、そこに生きている人間の首を締めるのだ。

マッカンドレスを見ると、物質主義の空虚さを埋めるために殺人を起こした「アメリカン・サイコ」のパトリック・ベイトマンを思い出す。ベイトマンの周囲の世界も、暗さや汚さが排除された、嘘のように綺麗な世界だった。二人はディズニーランドのような世界にうんざりし、一方はそんな世界を捨てて荒野へ行き、一方はそんな世界を壊したくて殺人ゲームを行った。

マッカンドレスの周囲には、生きるに値するものがなかった。それを求めるために、荒野へ行った。彼を引き止めたかったら、せめて彼を欲しているものが何なのかを知るべきなのに、両親はその努力すらしなかった。両親が息子の行った場所を尋ねたのは、息子が死んだ後だった。


ショーン・ペンの撮った映像を観てると、オレも荒野に行きてええええ!と血が騒ぐ。自分ヘタレなんで、自給自足は無理ですが。ショーン・ペンはマッカンドレスの行動を完全に肯定はしないものの、こういう社会から解放された存在に対する憧れが強いみたいだ。「インディアン・ランナー」でも「プレッジ」でもそうだし。
マッカンドレスを演じたエミール・ハーシュも、野性と知性が同居していて、原作のイメージにぴったりだった。「ロード・オブ・ドッグタウン」でも、商業主義を拒否って没落していく不器用なスケボー少年を演じてたね。

ジョン・クラカワーの原作はこちら。
映画を観る前でも、観た後でも楽しんで読めます。
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(2007/03)
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余談ですが、こっちが物音立てたのを、真っ暗な中で腕触ってきて横柄なタメ口で注意してきた隣の席のバカッタレさえいなければ、もっと楽しめたんですが。気持ち悪くて、怖かったけど、席はすし詰めだったので、立つこともできずに、映画終わった後、ダッシュで逃げましたよ。
そりゃ音立てたのはこっちが悪いですがねえ、あんたも知らない人に「すいません、音立てるのやめてもらえます?」ぐらい言えば、こっちもちゃーんと反省しますよ。>テアトル・タイムズスクエアのD-16の席取ったメガネの男性の方。

野良犬に噛まれたと思って忘れましょう>自分。

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コメント
この記事へのコメント
>whitedogさん
ありがとうございます。今まで人の隣に座らないようにしてきたんですが、変な人には気をつけないといけませんね。

公開前だとますます楽しみが増しますよね。東京ではほぼ満員だったんで、関西でも人気が出ると思います。
自給自足は、わたしもわずか1日で、こっそり街に行っておにぎりとか買っていきそうです(笑)。
2008/09/13(Sat) 01:43 | URL  | まこと(仮名) #-[ 編集]
No more 映画泥棒だけじゃなく、変な人への注意喚起の方に力を入れるべきかも。満席だと逃げ場がないですもんね。
関西では公開前です。原作は読みました。「森の生活」は随分前に読みましたが、こういうのを読むと自給自足で生きていきたくなりますが、3日くらいで帰ってしまいそうです。(笑)
応援凸
2008/09/13(Sat) 00:29 | URL  | Whitedog #-[ 編集]
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今回は、映画「イントゥ・ザ・ワイルド」。 CGのない映画を観ると、ホッとします。こんな作品がもっと増えて欲しいです。美しく、残酷な、...
2008/09/29(Mon) 22:44:11 |  映画、こんなん観ましたけど…
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