映画にはまって数年、心動かされた&萌えた映画を紹介します。映画館での鑑賞記録、特選DVD評、映画関連物他、いろいろ増える予定。
2008年5月11日「最高の人生の見つけ方」「ハンティング・パーティ」「ミスト」
2008年05月12日 (月) | 編集 |
「ミスト」
アメリカの田舎町に、突然濃い霧が発生した。霧の中からは大きな触手が伸びてきて、人間をさらって食い尽くす。スーパーに閉じ込められた買い物客は、得体の知れない恐怖に怯えてパニックを起こしたり、狂信者に煽られたり、殺しあったりする。

原作はスティーブン・キングの「骸骨添乗員」に収録されている「霧」。「この映画のラスト15分をネタバレしたら絞首刑」とキングは言った。原作も救いがない結末だったけど、映画はそれをはるかに超えている。

人を恐怖で煽る宗教狂いのオバハン(とそのシンパ)も怖いけど、最も理性的でヒーロータイプの主人公も、同じ状況下では、誤った行動をしてしまう。そういうところが観客を他人事にさせずに、徹底的に打ちのめす。

「神は(世の摂理は)残酷だ」というスティーブン・キングの小説の一貫したテーマを、この監督は理解したんだと思う。(感動作「グリーンマイル」も、実は不条理に能力を与えられた人間の悲劇だ)

ところで「ミスト」のお化けは怖いというよりは、気持ち悪い。CGだから余計に可愛さ激減。もうちょっと味わい深いデザインにしてくんないだろうか。「トレマーズ」シリーズのお化けミミズとオナラで飛ぶ虫みたいに。
テーマ:ミスト
ジャンル:映画