映画にはまって数年、心動かされた&萌えた映画を紹介します。映画館での鑑賞記録、特選DVD評、映画関連物他、いろいろ増える予定。
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2008年4月27日 「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」 「アイム・ノット・ゼア」
2008年04月30日 (水) | 編集 |
「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」
ミルクシェイク日本上陸。

19世紀末のアメリカ。金塊を求めて開拓しに来たプレインビューは、掘った場所から染み出る石油を発見する。一獲千金の方法を、金から石油にシフトチェンジした彼は、先に移り住んだ地主に交渉し、
石油を掘りまくった。

ある日、ポールという若者が自分の家の近くの土地は石油が出ると言い、プレインビューに交渉を持ちかけた。石油は大量に出たので、交渉は成立した。さらにポールの弟イーライが、教会の修繕のために儲けの一部をくれないかと交渉してきた。神を信じていないプレインビューは応じなかったが、石油が出たことによって集落全体が経済的に豊かになり、人が増え、教会の信者も増えた。

石油狂いのプレインビューと、神様狂いのイーライは、互いを利用することで、自分の権力を拡大して行く。

大河ドラマではなくて、アメリカの経済史をテーマにしたブラック・コメディだった。
富を追い求め、教会の力を拡大し、今のアメリカが出来ましたというわけで。

プレインビューが成長した息子に去られて、自暴自棄になったのは、利用していた息子が自分の支えだったことに気づいてしまったからだろう。息子に捨てられた悲しみと孤独を、石油は救ってくれないし、神様だって救ってくれない。

イーライ相手に「Iiiiiiii DRINK YOUR MILKSHAKE!!」とわめき散らしたのは、「お前らの土地に石油があったら、ぜーんぶ取りつくして、すっからかんにしたるわ!俺にはこれしか残されとらんのんじゃ!」と逆切れしたのだ。

ダニエル・デイ・ルイスの演技は最高。憎まれるはずの役柄を、欲望にとりつかれた滑稽で哀れな男として演じたのだ。金儲けに利用しているはずの息子を猫かわいがりしたり、代わりの交渉役が出てきたらあっさり手放したりと、矛盾した行動は、悪人だけど悪人になり切れないという意味なんだろうか。
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2008年4月20日 「王妃の紋章」 「つぐない」
2008年04月23日 (水) | 編集 |
「王妃の紋章」
唐王朝が滅んだ後の王朝。重陽(菊)の節句を前に、鬼のように大量の菊の花を刺繍する皇后。皇帝が毎日飲む薬に毒を盛っているせいで、体の震えが止まらない。継子である皇太子との不倫はとっくの昔にバレている。
皇太子は皇后からの愛が重荷でたまらず、侍医の娘である女官と関係している。
皇帝は(不倫だからというわけではなく)皇太子に跡目を継がせる気はなく、武勇と知性に優れた第二王子を後継者にと考えていた。
宮廷泥仕合から浮いている第三王子は、見た目ほどボンクラではない。母と兄の不倫を知っていて、何かを企んでいる。

皇后は皇帝を倒すために、皇太子と第二王子を取り込んである計画を立てていた。

すべては重陽の節句に始まる。だが、真実はこれだけではない。
気になる人はお近くの映画館へ!

ギリシャ悲劇なみに壮大な夫婦喧嘩と近親相姦てんこもりの昼ドラ愛憎劇だった。
でも大量の菊の花と巨乳のお姉ちゃんと、悪趣味をはるかに飛び越えた☆キンキラ☆インテリアは、見るものを圧倒する映像美だ。さすが50億円かけただけのことはある。

チャン・イーモウがいったいどういう方向へ進んでいくのか、他人事なのに心配だ。次回作はきっと小林幸子か、ディズニーパレードみたいな電飾にするに違いない。

役者は、皇帝のチョウ・ユンファも、皇后のコン・リーも存在感あってよし。コン・リーの熟女の色香と谷間くっきり爆乳に萌え。でも王子三人はどれも冴えない顔で、非常に萌えない。三男はもやしっ子でいいけど、長男と次男はイケメンにしなきゃ!金城武とか。
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テーマ:つぐない
ジャンル:映画
うさちゃん30秒劇場 「ジュラシック・パーク」
2008年04月20日 (日) | 編集 |
http://link.brightcove.com/services/link/bcpid1138237030/bclid1137834943/bctid1509297658

ひさびさのうさちゃん30秒劇場に、「ジュラシック・パーク」が登場!うさちゃんたちのジューシーなお肉を狙って、ティーレックスとラプトルとジェイソンが暴れまわっちゃ・・・え?ジェイソン?

次回は「すてきな片想い」か、「スーパーバッド 童貞ウォーズ」なのか、なぜかはっきりしない。
製作者側とケーブルtv会社側で何かあるのか?
ちなみに「すてきな片想い」は1984年に作られた恋愛映画で、「デッド・ゾーン」のアンソニー・マイケル・ホールが出演している。
「スーパーバッド 童貞ウォーズ」は、ブサイク男子高校生たちのエロコメディ。レンタルビデオ店に行ってみよう!

お楽しみに。

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2008年4月6日 「クローバーフィールド」 「モンゴル」
2008年04月07日 (月) | 編集 |
「クローバーフィールド」(お化けの造形についてのネタバレあり)
ニューヨークの街に巨大な化け物が現れて、自由の女神の首をもぎ取ってもぎ取ってぶん投げるなどの破壊行為で、パニックを引き起こす。その場にいた人間がデジタルビデオカメラで化け物を追う。そこには破壊された町並みと、化け物の体の一部が映っていた。

あんまり面白くなかったけど、アメリカ在住のジャーナリストがブログで書いているような、9.11に見舞われたアメリカ人のトラウマをあらわしたものだという解釈で見るとなるほどと思った。
全体像の見えない巨大なものに襲われて、自分の住んでいるところを破壊された。アメリカ軍は応戦しているけれど、いまだに化け物は殺せない。だから映画は、ハリウッド流ヒロイズムがあっても、ハッピーエンドで終わらないんだろう。

でもこのお化け、ちっとも可愛くないなあ。外見は尻尾のついたエヴァンゲリオンで、やってることはエイリアンと同じ。デザインにもしぐさにも、監督がモデルにしたというゴジラのような愛嬌がない。
シェーをしたゴジラと張り合いたかったら、マイケル・ジャクソンの曲にあわせてムーン・ウォークしなさい。

人間どものエピソードについては、こんな時に素人が独りよがりなヒロイズム繰り広げて、死体を増やすなよとしか言いようがない。助けっつーもんは、どこにいるかわからない彼氏じゃなくて、近くにいる人に求めるべきでしょ。

話題が先走りしすぎ。劇場は思ったほど混んでなかったです。

「モンゴル」
小さな部族が略奪と争いを繰り返していた12世紀のモンゴル。その中でハーン(部族長)の息子として生まれたテムジンは、父親の毒殺、妻の略奪、敵対部族による幽閉などを経て、やがてモンゴル全部族の王「チンギス・ハーン」となる。

歴史の教科書なんかで知られている英雄としてではなく、あくまでタフな一人の人間が王になるまでを、引いた視点で描いていた。うるさい音楽も映像もなくて、簡素な筋立てで、迫力のある映画なんて、ハリウッドでは作れないだろう。外国語映画賞を獲れなかったのが残念。

この映画に出てくるモンゴル人たちは、寡黙で、大げさな感情表現をせず、行動的だ。一番好きなのは、テムジンの妻のボルテの描き方だ。誘拐されて他の男の子供を妊娠しても、余計な罪悪感など抱かず、助けに来てくれた夫と何事もなく暮らす。異民族に幽閉された夫を助けるために、手引きしてくれる男と寝て子供を生んでも、ぐだぐだ迷わずさっさと助けに行く。並みの映画のように、男社会の犠牲になった可哀想な女として描かれてない。
テムジンも「愛する女が産む子はすべて俺の子」と迷わず、夫と父親であり続ける。さすが大国の王になる男は違う。

テムジンを演じた浅野忠信はマジカッコいい。佇んでいるだけで神々しさが漂う俳優だと前から思ってたけど、この映画ではその魅力が最大限に出ていた。始終みすぼらしい格好で、大地の上で一人で神に祈りを捧げ、暗い檻の中で瞑想する姿にこそ英雄を感じる。テムジン役に抜擢した監督の選択はまったく正しい。

観てけっして損はないです。つーか観てください。にも関わらず、アカデミー外国語映画賞にノミネートしていなかったら、日本ではお蔵入りになっていたような状況だったのだ。浅野忠信目当てで観に来るお客で、利益が見込めるかもしれないのに。

どうかみなさん、観客動員数と地方への公開数増やしてください。

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テーマ:モンゴル─MONGOL─
ジャンル:映画
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